海苔網と戦う

吉田

 

 前回 、海苔網もとい巨大アメフラシの前でたちつくしていた僕たちエココミュニティ研究所。
とはいえ、そんなデンジャラスなモノをいつまでも放置しておくわけにもいきません。
手っ取り早く海苔網から海苔をとるにはどうするか。

 海苔養殖者の方々が実際に行われている「海苔網を積んでシートをかぶせる」という方法は、いわばビニールハウスの中で海苔網を腐らせるのに似ています。 雨を防ぎ、温度、湿度を上げ、それを一定に保つことで微生物の働きを活性化させて海苔を分解しているのです。

しかし、ここで問題なのは「太陽が当たらなければどうにもならない」ということです。
シート内の温度を上げるのも、海苔に含まれる水分を気化させ湿度を上げるのも太陽光のおかげ(なハズ)です。
つまり、曇天続きで気温も上がらずといった今のような状態では腐るのにも時間がかかる。

 そこで、ある試みを行いました。
「できるだけ海苔網に風が通るようにして海苔を乾燥させる」という方法でした。

まず、今まで積んでいた網を1枚ずつばらばらに分け、できるだけ広げます。
地面に広げたままでは風の通りはよくない。風が強いのは高いところ。ということで、

海苔網およそ150枚を木にひっかけちゃいました。

こうして花火屋倉庫は緑がいっぱい(ちょびっと赤紫も)になりましたとさ。
というとかなり聞こえがいいような気がしますが、もちろんそんなことではありません。というより、緑ってのも海苔ですが。しかも腐ってますし。

「デローン」といった感じで海苔網がぶら下がってる木だらけになって、夜だったら軽くお化けのひとりやふたりでるような状況になった花火屋倉庫。
「風を通して乾燥させる」という取り組みは果たしてうまくいくのでしょうか?
いいかげん全身から腐った海苔網臭がする(気がする)ような状態でしたし、うまく行くことを願って倉庫を後にするエココミュニティ研究所でした。。



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