◆北海道岩見沢市 「薔薇香る癒しのまち岩見沢NPO」さんの再利用網活用の紹介
 
・リユース海苔網がつなぐ地域と地域

 北海道岩見沢市は札幌から電車でおよそ30分の、かつて交通の要所、炭鉱の指令基地として栄えた街だ。 そのころより多くの労働者や著名人が寛ぎ安らいだ癒しの街でもあった。 こうした伝統を受け継いだ施設として、スパ・イン・メープルロッジ がある。 ここは、北海道内外に知られ、様々な人たちが自然と触れあい温泉に浸かりゆっくりと寛げる場所であり、 毎年多くの人が癒しを求めてやってくる。

 このスパ・イン・メープルロッジでは今年の春、 一般から名前を募集した新しいりんご園「アップルランド」をオープンした。 ここでは約200本の木が大切に育てられている。こうした木々のオーナーを募集するなど、 積極的なりんご園を通じた顧客とのふれあいを行っている。 若い木々ばかりだが、既に実をつけオーナー達にも好評だ。

 しかし、冬が近づくにつれ今年は台風の少ない北海道も大きな台風による被害がでており、 岩見沢も例外ではなかった。そのため、多くの鹿たちが山の中でエサ不足となり、 このりんご園まで降りてきてりんごの木々を食べる被害が出始めた。

鹿からりんごを守る、リユース海苔網
 

ドカ雪祭でのリユース海苔網・イルミネーション
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 多くのオーナーから預かった木でもあるりんご園の樹木が傷つくのを そのまま見過ごすこともできずに、 メープルロッジサイドが、岩見沢のNPO「 薔薇香る癒しのまち 岩見沢」の代表理事である西方氏に相談したところ、 西方氏と以前より交流のあるエココミュニティ研究所のリユース(再利用)海苔網を紹介された。

  西方氏は「癒しのまちとしての岩見沢の象徴とも言える スパ・イン・メープルロッジのお役に立てればと、 私たちのNPOで仕入れていてローコストで提供できるリユース海苔網をご提案した。 また、遠隔地での環境問題の解決に協力もできるということで、 好意的にご提案を受け入れてくれたようだ。」と語る。

 この提案を受けて、20枚のリサイクル海苔網を11月の雪が降る前のメープルロッジで急遽設置した。 「エココミュニティ研究所にとって、地場の環境問題解決と活動財源となるのだろうが、 私たち自身のNPOの財源にもなるばかりか、 特に薔薇をテーマとしていて冬場の活動をPRし難い私たちの活動PRとしても非常に有効だった。(西方氏)」 と、その活動の成果を語る。
 
 この実績を踏まえて、西方氏は既に次の手を考えているようだ。 「岩見沢は北海道でも特に雪深い地域で、毎年 IWAMIZAWAドカ雪祭 (どかゆき=北海道弁で沢山の雪ということ)というのを開催している。今年は、そこでのイルミネーションを行なう時の電球を支える網として、是非このリユース海苔網を利用していきたい。 そうすることで、市民の中に私たちの活動を紹介していきたい。」と利用に意欲を見せている。

  また、「こういう網を通じて、相互の地域間の理解が深まっていけばより良いですね。 私たちも海苔を養殖するということや、そこにまつわる諸問題をはじめて知りました。 私たちからも、何か愛知県の西尾市にこうした地元の問題を解決する「役立ち物」を売って、お互いに理解を深めていきたいですね。」とも語る。 再利用された海苔網は、地域と地域を結んで問題解決するだけではなく、離れた地域の相互理解にも一役買いそうだ。

参考URL
・北海道経済産業新聞 (男前・西方氏の写真はこちら。)
・スパ・イン・メープルロッジ
・薔薇香る癒しのまち岩見沢

(文責:フナハシドットコム 舟橋 正浩)

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